病院からの電話

「もしもし ○○美枝子さんの娘さんですか? お母様が少し興奮してまして

お電話に出ていただけますか?」電話を通して聞こえてくる声は娘さんですよ。。

私に娘なんていないわよ。あなた誰 ここどこ?私に触らないでって言ってるでしょ。

痛い痛いそんなことしてはだめですよ、看護婦さんの声 しばらくして「いま変わりますね。

娘さんですよ。」「お母さん、どうしたの?眠れないの?」「あんたはそんな子じゃなかったのに、

こんなところに私をいれて、お父さんに会ったらなんと言ったらいいのよ。お父さん、悲しむわ」

「お母さん、大丈夫だよ。ゆっくり寝てね」「すみません、電話切りますね」と看護婦さん・・・

昔、観た映画「カッコウの巣の上で」を一瞬思い出した。

やっぱり、昼間からおかしいと思ったが老人性なんとかだったらどうしようと考えてた時

又電話がなった。「何回もお電話してすみません。今、安定剤をうったので落ち着いてきましたので」

「ご迷惑おかけしてすみませんでした」眠ればよくなるかな・・・

入院5日目  お母さん、どう?」 まだはっきりしてないようだが

「なんか、夕べ暴れたらしいのよ」「そうみたいね!家にも電話あってなんか言ってたよ」

「あー良かった。あのままおかしくなったらどうしようかと思ったよ」急に涙がこみ上げてきた。

「ごめんね、泣かないでよ!」と母が言った。

そこに女医さんが来られて「美枝子さん、順調ですよ。リハビリ始めていきましょうね!」

母は黙っていた。夕べは暴れて大変だったようでと言うと、女医さんは環境が変わるとよくあること

ですと同じ返事だった。「お一人で住んでおられるので、退院後の相談を救援センターから連絡が

入るようにしときます。退院後どうするかが決まらないと退院出来ないので」

家に着くとすぐに救援センターから電話があり、明日の3時に会うことにした。

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