父の初恋 エリアナ.パブロバとの恋(1)

10月13日は父の命日  

近年の日本はバレエブーム。先日も熊川カンパニーのチケットを

取るのにも一苦労した。昔と違って女性ダンサーだけでなく男性ダンサーの追っかけファンも大勢いる時代になっている。

そんな私も宮尾俊太郎君のファンだ。なんと素晴らしい肉体美で手足が

伸びてとんでもなく高く飛んでいる。

まるで舞台から飛んでいってしまいそうだ…

私の時代はバレエより歌舞伎といった時代なのだが子供の頃から

家のどこからか、いつも西洋音楽が聴こえてきていた。

 その頃の父は誰がみても西洋かぶれしたジェントルマンにみえた。

外出時はいつも帽子をかぶり、時にはカモ打ちにいったりと、

その時のスタイルもニッカボッカにハンチングといったいでたち

中々のスタイリストだった。当時の男性でハンドバックを持ったのも

父がはじめてだったのかもしれない。

毎晩遅く帰宅する父とは中々会えない日々で、ただ一つ毎日必ず

してくれてる事があった。

小学生の私の鉛筆を削る事、毎朝必ず綺麗に削られた鉛筆が

枕元に置いてあった。卒業する朝まで続いてた。

今のようにシャーペンも電動鉛筆削りもない時代、ナイフで削りそして

その削り方が鉛筆の芯側を手前にむけて「これは西洋スタイル削りだ。」

なんて言いながら…

2014年秋、NHKでロシアのかつてのバレエダンサー

「エリアナ、パブロバの生涯」をやっていました。

日本に初めてバレエを紹介した人としても有名である。

忘れかけた頃になるとTVで話題になりそのたびに私は父を思い出す。

その昔、父は松竹の舞台照明技師だった。

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